はっしーです、こんばんは。
昨日のまだらの牛氏による絵画解説から一転して、俗っぽい記事になってしまいすみません。
昨夜は寝室で『はじめてのラテン語』(大西英文、講談社現代新書、1997年。)を読んでいました。50ページほど順調に進み「もしや才能あるのでは!」と思い込んでいたのですが、第一第二変化の名詞の幹母音の変化から急激に難易度が上がり、にっちもさっちもの状態です。はっしーのラテン語講座が”令和”のうちにスタートできるように頑張りたいと思います。

まだ少ししか進めてないのですが、本書のなかに面白い話がありました。古典ラテン語の変化で、例えば古典期のケロー(Cicero)が白銀期にはケロ、3世紀にはキーケロ、5世紀にはツィーツェロやチチェローネに変化するというものです。
ユリウス・カエサル(Caesar)は、白銀期にカイサル、3世紀にケーサル、5世紀にはチェーサレに……。
5世紀にはほぼイタリア語じゃん!という感想です。ローマで普及したラテン語が、商人や兵士によってガッリア(フランス)やイベリア半島などに広がっていくにつれて、土着語と混じっていくのは自然な流れだったと書かれています。

とにかくUSUS EST MAGISTER OPTIMUS.ということよ。え?意味だって?実践こそ最良の教師(らしい)。
新幹線の駅弁はどこで買うべきか?をラテン語にすると、UNDE EMERET EKIBEN? でいいのかな、んん〜先は長い。

さて本題の新幹線の駅弁はどこで買うか。
これは出発地によって異なりますが、静岡の駅弁はいまいちです。駅弁の東海軒という店が有名で、創業120年以上ということですが、米が固くパサパサしています。そして揚げ物が不味い、玉子焼きも砂糖が強く旨みが無い。とにかく競合他社がいないせいか弁当のレベルが総じて低いのです。
その点では、東京駅の駅弁は静岡よりレベルが高いです。何しろ競合他社が数多く存在しており、もしも美味しくないと淘汰されてしまうからです。仙台の牛タン弁当や浅草今半の牛肉弁当、写真のウナギ弁当や、ます寿司など料理の味に拘った弁当が数多く販売されています。
それらは静岡と比べると充分に美味しいのですが、それでも味に不満が出てきます。

そこで今回は本当に美味しい駅弁の購入の仕方を紹介します。
まずはコンコース(駅構内)で購入するのは情弱ということです。中でも改札を超えた後に販売している店は、種類が少なく銘柄が固定されています。採算重視で味の品質に拘りがないものが多いです。駅ホームにあるキヨスクなどは時間が無いときの緊急用と考えるべきです。
コンコースと比べると、「駅弁屋祭」といった東京駅の地下にあるような、駅弁専門店街がクオリティが高いといえます。専門店の味が揃っているので、選べる幅も広がります。

駅の近くで買うことができ、最もお勧めなのが百貨店系です。東京駅であれば八重洲口にある大丸です。
地下にはお惣菜や弁当コーナーがあり、その場で調理して詰めた弁当も販売されています。専売の駅弁とは異なり、ナマ物の取り扱いも多く、寿司や刺し身も選ぶことができます。うなぎ弁当なども駅構内とは雲泥の差です。
時間が余っていれば、神田や秋葉原の鰻屋で持ち帰りするに越したことはないですが、駅との距離や数分で買えるという手軽さを考えて百貨店はお勧めです。東京駅でなくとも、静岡駅でも近くに松坂屋など百貨店があります。

もし駅の近くに百貨店がない場合は、最寄りの地元スーパーがお勧めです。地域にもよりますが、ご当地地魚など価格が安いのに新鮮で重宝します。内陸であっても、炊き込みご飯など現地の人向けが美味しかったりするものです。
ただし、ナマ物は消費期限が短いので夏場は温度管理と、食べるまでの時間を考えておかないと危険です。寿司などは保冷剤を付けたとしても30分から1時間以内に食べ始めると良いでしょう。

早い時間、スーパーや百貨店の開店前はどうすればいいのか。もう5年ほど前の話ですが、静岡から東京に頻繁に出張していた時は早朝のため悩んでいました。
7時14分のひかり630号に乗るのですが、静岡駅に弁当は売ってないし、食べないと着いて仕事で食事が午後以降になってしまうのです。当時は忙しくて弁当などを作っている余裕が無かったので、前日の夜に静岡伊勢丹で弁当を買っておき持参しました。
ケチくさい話ですが、前日の夜に割引された弁当を買って翌朝持参するというのは意外にアリだな、と思ったのです。

コーヒーやお茶についても悩む事が多いのですが、水筒などの荷物を少なくしたいということと、乗車時間が1時間程度なので諦めています。
もし2~3時間以上乗るのであれば、保温タンブラーにドリップ抽出して持参するのも良いかもしれません。
新幹線では無いのですが、国際線フライトでヨーロッパに向かうときこんなことがありました。フライト時間は10時間以上座っているのが当たり前で、どうにかして美味しいコーヒーがたっぷり飲みたいと思い、ドリッパーと真空パックした粉コーヒー、魔法瓶の保温ポット、紙コップを持ち込み、保安検査の後にラウンジの給湯室で(隠れて?)ドリップして機内に持ち込みました。この裏ワザであれば、機内で新鮮なコーヒーが飲めるという魂胆です。前の席からすれば、存在しないはずの鮮度の高いコーヒーの香りが漂ってきていい迷惑なのですが。

ここまで食べ物や飲み物に強い執着心を持っている人は少ないと思いますが、仕事などで新幹線に頻繁に乗ってつまらなく感じているのであれば、弁当や飲み物を工夫してみると楽しいと思いますよ。

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1989年 静岡市出身。主な執筆分野:ライフスタイル、旅行、料理、お酒。