先程までブックファースト新宿でニーチェやプラトンの入門哲学書を立ち読みしていたのですが、入門書でさえちんぷんかんぷんで、結局馴染みのある安原和見訳「古代ローマ旅行ガイド」の本を買ってビックカメラに寄ることにしました。

カメラコーナーでR氏が突然「これ面白そうじゃん!!」と指した先はご察しの通りドローン。某感染病のせいで閑散とした店内でドローンの試体験をしたのですが、思いの外盛り上がり、遅咲きながらDJIのドローンを買ってしまったという寸法です。そして「まあドローンで遊んで、哲学はその後にしよう」と帰路についたのです。

DJI Mavic Miniの開梱と操縦準備

きっとバッテリーの消耗が激しくてスペアが無いとつまらないだろうと、COMBO(コンボ)のパッケージを選びました。
通常のモデルは46,200円で購入できるのですが、Mavic Mini Fly More コンボは59,400円と少々高いのです。予備のバッテリーが2個付いたり、予備のプロペラ、Micro USB ケーブル、プロペラガード、2WAY 充電ハブなどオプションてんこ盛りなので少し高いですがコンボの方がお勧めです。

写真は全てのパッケージを開封したもので、右上が障害物から守るプロペラガード、中央がバッテリーと充電器、右が中央本体、左がコントローラーです。
なかなか複雑で子供向けというよりは大人のおもちゃです。細かなパーツが多いのでテーブルで開封しましょう。細かなパーツがあるので屋外では開封しない方が良いです。
そして開封してすぐに遊びたくなるのですが、コントローラーとバッテリー3個をすぐに充電する所から始めます。中途半端に充電して遊んでしまったので、わずか2~3分でバッテリーが切れてしまいました。ご飯を食べる前に開封して充電して放置しておくと良いでしょう。

コントローラーと本体は折りたたみ式で、1~3まで番号が付いているので、黄色いシールの説明通りに組み立てます。まずは充電、その後にスマホをハンドル部分にはめ込み、ケーブルを繋ぎ同期します。ちなみにどうでも良いことですが、開封すると新品のプレイステーションのようなプラスティックの香りが猛烈にします。R氏も完全に同意だそうです。

バッテリー充電とアプリのダウンロード

スマホにDJI FLYをダウンロードしておきましょう。初回はアカウント登録やアップデート、強制チュートリアルなど色々しなければいけないことが盛り沢山です。どうやらアカウント登録しないと高度制限や飛行場所の制限などあるようです。
GPSで飛行禁止区域が強制されたり、飛行可能なエリアが制限されたりと安全や法規制に対応しているようです。

驚くほどに軽量なMavic Mini本体

200g未満のモデルは「トイドローン」と呼ばれていて航空法の規制外となります。航空法の適応外になるのですが、「小型無人機等飛行禁止法」といった重要施設の上空を飛ばせないなど制約があります。もっぱら室内や規制の無い海外旅行で遊ぶということで、その点は気にせずに遊べます。

200gというボディは本当に驚くほどに軽量で、500mlのペットボトルの半分以下の重量なのです。例えると薄い文庫でも持っているようでバッテリーを外していると紙でできているんじゃないかってほどです。バッテリーも素材を工夫してあるためか非常に軽量で一眼レフなどのバッテリーとは比較にならない重量です。

DJIお得意のジンバルカメラ

高解像度2.7Kカメラの3軸ジンバル搭載されています。DJIはOSMO POCKETというスタビライザーカメラを愛用していますが、強力な手ブレ補正で走っていてもブレがありません。それをドローンに搭載したという訳です。
ですので安価な他社製品のドローンと違って撮影している動画がブレにくいという利点があります。

写真左の黒い部分がカメラになりますが、OSMO POCKETと似た構造になっています。真ん中は放熱と軽量化のためのエアダクトで、右は赤外線センサーでしょうか。地上や周辺との距離を測って安全に離陸、着陸できるかシステムが判断します。

Mavic Miniのフライト手順

まずはバッテリーとコントローラーを充電、コントローラー右上の電源を二度押して起動、ケーブルを繋ぎスマホと連動、そこから本体の電源を二度押して起動。これで準備が完了します。説明書がわかりにくいのですが、上記の順番でやれば起動できるはずです。

安全な場所にドローンを設置します。イタリア製天然大理石の上でドローンが離陸するのは日本発かもしれません……。

いざ離陸!

アプリ左の離陸ボタンを押すと、本当に離陸しますか?と表示されるので1秒ほど長押しします。
すると凄まじいプロペラの音と共に機体が持ち上がります。

うぉ〜〜!(気分は完全に子供)

ニーチェにも見せてあげたい・・・

無事に空中で安定して停止するドローン。
後から気づいたのですが、スワロフスキーの豪華な8灯シャンデリアが巻き込まれることはありませんでした。

あぁ罪深い、なんて面白いおもちゃを買ってしまったんだ…。
そんな訳で充電しながら本日もまたフランチャコルタを飲み散らかすのでした。

実際に撮った動画などは次回の記事で紹介してみます!

積本を少し読んでは記事にまとめるのに悩むという毎日ですが、こうしてまた時間を無駄に使ってしまったのでした。
リナシメントの哲学入門はまだ暫くお待ち下さい。(はっしー)

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1989年 静岡市出身。主な執筆分野:ライフスタイル、旅行、料理、お酒。