皆さん、オラツィオ・ルチアーノのアーカイブセールが始まりました。手軽にナポリ仕立てを味わいたいならオラツィオ・ルチアーノのアーカイブセールがおすすめだと以前記事を執筆したことがありますが、前回は夏の終わりのセールとアーカイブセールが重なっており、今回はおそらくブラックフライデーに合わせたセールで、今のところこのブランドは少なくとも年に二回はアーカイブセールを行っている様子です。

https://orazioluciano.com/より

今回も魅力的なアイテムが多数揃っています。最大60%オフで、大部分が60%オフです。スーツですと定価が2000€越えのものが1300€くらい(約16万円)で売っています。コートなどの秋冬物は少ない印象で、リネンやフレスコなど夏物の方が目立ちます。なのでこれから本格的な寒さになる気分には合っていませんが、来年の夏を見据えて何か手に入れてみるのはどうでしょうか。

私個人も一度このアーカイブセールでスーツを購入したことがあり(そのスーツは前回の記事でご紹介しました)、その品質には非常に満足しています。ジャケットのラペルから袖付け、どこをとってみても手縫いがふんだんに使われていることが一目瞭然です(強調するためにわざと不揃いに縫ってるのではないかと思われるような「ぬくもりのある」手縫いです)。また、ジャケットには手縫いを駆使しても、トラウザーズはミシンでというメーカーも多いですが、ここはトラウザーズもふんだんに手縫いが用いられています。正直閂止めの一方の端が簡単に取れてしまったり強度に問題がある気はしますが。

強度問題しかり、なんでも手縫いであればよいというわけではありませんが、スーツを工芸品としてみた場合、手に取ってみて惚れ惚れすることが出来るのはやはり手縫いがふんだんに使われた物に限るのではないでしょうか。斉一で精緻な縫い目でなくてもよいのです。ここ適当だなー、と思うくらいの雑さが見ていて愛らしく思えます。ミシンがなかった時代の服はみんなこんな感じで、昔の人はこんな縫い目を日常目にしていたのだなと感慨にふける浪漫なのです。もちろん機能面では袖付けは手縫いの方が着心地がよくなるなど色々ありますが、個人的にはそれは手縫いを選ぶ合理的な理由として弱いのではないかと思います。ミシンだって着心地がよいメーカーはあるのですから。

とにかく、オラツィオ・ルチアーノのアーカイブセールが始まりました。ちょうどヨーロッパの時間で木曜日(11月26日の夜)に始まったみたいですので、まだ在庫は豊富にあります。イタリアサイズで46からしかない様子なので、小さいサイズの人は合うサイズがないという懸念もありますが、50くらいを普段着ている人は選択肢が比較的多くあります。

また、数は多くないですがシャツもあり、こちらは130€くらい(約1万6千円)と大変お買い得です。元の値段が260€くらいなので、元からここのシャツの定価は控えめですね。生地はカルロリーバを主に使っているようですので、是非試してみたいところではないでしょうか。

そのほかネクタイも元値が120-150€くらいが60%オフで50-60€(7千円前後)とお買い得です。三つ折りが主ですが、裏地がないので柔らかな雰囲気が楽しめます。画像で見たところ、手巻きのようです。

季節にぴったりのスカーフをお探しなら、元値が400ユーロ弱のカシミアシルクのものがその60%オフ(2万円くらい)で買えます。

日本からの注文で気になる送料ですが、500€以上だと無料、それ以外だと45€(約5500円)になっています。

ナポリ仕立てを一度試してみるチャンス、チェックしてみる価値があると思います。

Orazio Luciano

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オランダ在住。オランダの文化や自然、その他ファッションについてなど諸々発信していきます。