今日の「おうち時間」タイ料理とアードナムルッカン

はっしー

今回は普段作ることの少ないタイ料理にチャレンジしてみたので、簡易的なレポートとそのコツを紹介してみます。

自家製カオマンガイ

炊き込みご飯の要領で簡単に作ることができるカオマンガイ。蓋を開けた瞬間の香りは雨季の食欲不振も一瞬で治ること間違いなし。
タイ米に、鶏もも肉とナンプラー、ごま油、すりおろしニンニク、すりおろし生姜を入れて炊き上げるだけです。
米が鶏もも肉のダシをたっぷり含み、何杯でもおかわりできる美味しさです。そこに醤油やオイスターソースで作り、ちょっとパサパサな鶏肉を濃いタレで食べるのが美味しいのです。こだわり派は自家製オイスターソースを使ってみましょう。

今回は化学調味料不使用どころか、鶏ガラスープの元などを使わずに天然の調味料だけで作ってみました。
グルタミン酸ナトリウムを始めとする旨味調味料を使わないのは元よりですが、「化学調味料無添加のガラスープ 」など化学調味料不使用と公言しながら、酵母エキス、加工でん粉を用いる調味料もあるのです。調味料のお説教は今度にして、他の料理を紹介しましょう。

ラープガイ(鶏ひき肉のサラダ)

タイ・イサーン地方の家庭料理らしいです。ウーバーイーツのタイ料理で食べてみて美味しかったのでアレンジしてみました。鶏ひき肉、にんにく、生姜、玉ねぎ、ミント、パクチーなどを細かく刻んでナンプラーなどの調味料で炒めるだけです。
味を少し濃くしてリーフレタスやサニーレタスで包んで食べれば、シャキっと心地よい食感を楽しめます。
合わせ調味料を使わない場合は、オイスターソースでコクを足してあげると満足感がでます。

エビの春雨

砂糖、ナンプラー、穀物酢、茹でたエビ、きゅうり、レモンの皮など。乾燥ハーブの戻し汁でタレを作ると良いです。
フレッシュ感が欲しい人は、レモンなど柑橘系の果汁を使い仕上げるとあっさりとします。他の料理にレモンを使う場合はライムを用いて変化を付けても良いです。

口直しに、余ったエビを使ってトロトロなナスと酢で一品追加してみます。
少し多めの油で揚げ出し茄子の要領で作り、そこにエビを添えただけです。調味料に変化をつければ口直しにぴったり。

自家製トムヤムクン

ナマのトマトを使い、レモングラスを追加して香りを引き立てます。
マッシュルームを細かく切って、たっぷり入れると良いです。唐辛子と生姜もスライスして追加します。

ここで隠し味の「ドライコブミカンの葉」別名:カフェライムリーフをトムヤムクンに追加します。
爽やかなレモンの果皮のような香りが漂って、味に立体感が増します。アマゾンにGABAN コブミカンの葉 50gという商品もありますが、これは昨年、新宿の「アジアスーパーストアー」で入手しました。タイ食材の専門店で様々な食材や調味料が手に入ります。

麺無しのパッタイ

料理の種類が多くなったので、麺を抜いたパッタイを作ってみました。
もやしやニラ、細かく切ったエビなど食材を流用できるのもタイ料理の楽しさです。最後にレモンをたっぷり絞って完成。炒めたアーモンドやカシューナッツを砕いて仕上げにのせれば更に本格的になります。ナンプラーを数滴絞れば完全に本格パッタイです。

ココナッツミルクを使ったタイカレーは何度か作ったことがありますが、使わないメニューは今回初めて挑戦してみました。
ひとついえることは、街中にあるタイ料理店やウーバーイーツのタイ料理など、多くのお店は合わせ調味料を使っているために味が濃く、化学調味料由来の強い刺激があるということです。コカ・コーラを飲む時のような強い刺激や爽快感はあるのですが、自家製で無化調・無添加でタイ料理に挑戦してみると、今までいかに刺激の強い調味料に慣れていたかを実感します。タイは今でこそ某食品メーカーの大規模工場があるほどに、食品添加物が一般的になっている国ですが、20世紀中旬のタイ料理は、こんな風に優しい味だったのかな?と想像(妄想)しながら食べてみた一夜でした。

アードナムルッカン・スピリッツ2019(ウイスキー)

食後のデザートは特にタイ料理に関係ないのですが、冷蔵庫にあった余りものを寄せてウイスキーに合わせてみました。
左から自家製燻製のチーズ、パイナップル、カステラ、ギモーブ、ベリーなど。

ウイスキーは「信濃屋銀座25周年記念ボトルのフェッターケアン2006年 カスクNo.107741」と「アデルフィ Adelphi Distilleryのアードナムルッカン Ardnamurchan スピリット リリース 2019」です。
フェッターケアンのラベルはアール・デコを代表するタマラ・ド・レンピッカの1925年制作「緑色のブガッティに乗るタマラ」で絵画の女性は当時のタマラの自身らしいです。キュビスムに興味がないので特に感想はありませんが、近年のアニメ絵よりは良い傾向といえそうです。もっと古典的なモチーフのラベルがリリースされても良いのですが、ケルト模様など範囲が限定的です。

アードナムルッカンは私の大好きなインディペンデントボトラーであるアデルフィが、2014年にスコットランドのアイランズに建てた蒸留所です。コル島やウルヴァ島、マル島といった小さな島々が混在している、いわば熊本の天草諸島のようなところです。
まだ熟成期間が2~3年しか経っていないこともあり、ウイスキーではなくスピリッツとして試験的にリリースされています。ピーテッドとノンピートのウイスキーを、オロロソとペドロヒメネス樽でほぼ半分ずつブレンドしているそうです。
実際に飲んでみた感想では、短期熟成でありながら荒っぽさが少なく、ボディに厚みもあり、ウイスキーとしての強い骨格を形成しつつあることを実感させます。ピートとノンピートをブレンドと公開されていますが、実際にはピートが強く反映されて、昔のラフロイグのようなニュアンスを感じさせます。アードベッグやラガヴーリンというよりは、煙の香り数が少ない単純なピートといえそうです。
最短で2024年に10年のシングルモルトとして発売される可能性がありますが、それまで待てない人は(今の所、毎年リリースされる)アードナムルッカン・スピリッツを手に入れるのがお勧めです。


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