八ヶ岳で日常からの解放

八ヶ岳

我々の住まう日本の首都である東京は世界有数の大都会である。まるで無限に続いているかのような摩天楼に数多のビジネスマン、学生、主婦、野良猫などが洪水のように行き交っている。その恐ろしいまでの喧騒に慣れてしまった我々は、もはや人にぶつかられても怒る気力もなく、何事もなかったかのように振る舞うその様子はもはや感情を失ってしまったロボットのようである。そんな社会の荒波に揉まれながら生活していると。ふとコンクリートの山から離れて逃げ出したくなる時がある。時にはしっかりと草原を踏みしめ、川のせせらぎを味わい、夜には星空を眺めてみたい。いつの間にか失われてしまった平穏な心を取り戻すために都会から1歩外に踏み出そう。そこでおすすめしたいのが、長野県八ヶ岳近郊のリゾート地帯である。

なぜ軽井沢ではないのか?

東京からの別荘地としてもっとも有名なのはやはり軽井沢ではないだろうか。ご存知の通り、軽井沢は東京からのアクセスが大変便利になっている。新幹線を使えば約1時間、車を用いても2時間もかからないという絶妙な距離感でありつつも、自然豊かな観光地に加えておしゃれなカフェやハイブランドの集うアウトレットモールもある。まさに理想の別荘地である。

そう、理想的すぎるのが問題なのである。

有名であり、比較的訪れやすく、環境もいい。そんな軽井沢のハイシーズンには別荘を持つ人間だけでなく、数多の観光客がひしめき合う。新幹線は満席、高速道路は渋滞、やっとの事でたどり着いた先にしては些か賑やかすぎるだろう。芸能人が多く住んでいる事もミーハーを呼び寄せる要因の1つなのかもしれない。そこでもう一度思い出してみてほしい、我々の真の目的は買い物でもなければ渋滞に苦しむ事でもない、都会で荒んでしまった心の浄化である、そういった側面からもなるべく俗世からはなるべく遠ざかることのできる場所が適しているだろう。

蓼科高原

八ヶ岳近郊にはいくつか高原地帯が広がっているが、中でもオススメなのが蓼科高原である。長野県茅野市にあるこの高原地帯は標高およそ900~1800mに及び、北に蓼科山、東に八ヶ岳を望む。標高が高い事もあり、湿度が低く非常に澄んだ空気を味わうことが出来る為避暑地としても大変人気である。また、ゴルフ場やスキー場をはじめとした多くのレジャー施設が点在しており、都会ではあまり味わえない娯楽に溢れている。車愛好家であれば女神湖を望める見晴らしのいい道を愛車とともに走り抜けるのも爽快である。昼間から温泉に浸かり、日々の疲れを癒す事もできる。何より別荘同士の距離がかなり離れている為、隣人の存在を感じることが少ない。それによってより世俗からの解放感を強く感じられることが魅力である。まるで世界に自分たった1人しか居ないかのような特別な時間を味わうことができる。

1つ懸念されるとすれば、公共交通機関があまり発達して居ないので車がないとかなり不便であるという事であるが、ドライブを楽しみつつ車で向かえば問題がないし、もっというと夕飯の食材を買う様な感覚で別荘を買える読者の皆様であれば別荘用にベンツやBMWを用意すれば良いだけの話だろう。

流石に別荘はちょっと…という方でも安心してほしい、蓼科には数多くのリゾートホテルがあるため、観光客として訪れる文にも困らない。いかがだろうか?毎日の都会での生活に疲れてふと星空を眺めたくなったならば、蓼科に向かい大自然の素晴らしさに耽るといいだろう。

蓼科観光協会 オフィシャルサイト

 

編集後記 byはっしー

はっしーのお勧めは「ダイヤモンド八ケ岳美術館ソサエティ」です。あまり多くのホテルを泊まった訳ではありませんが、このダイヤモンド八ケ岳美術館ソサエティは小さな美術館が併設されていて、ロダンの彫刻やピカソ、ミロ、アイズピリなど展示されています。収蔵数こそ少ないものの、人混みではない大自然の森の中で宿泊しながら、ゆっくりと作品と対峙できるというのは最高の環境と言えます。
作品そのものにインスピレーションを得るだけでなく、そのまま何も持たずに、携帯電話さえ部屋に置き散歩に出るというのは現代人にとって最大の贅沢です。

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