イタリアで夏の紳士の定番といえば、ベージュスーツと決まっている。

ローマのナヴォナ広場でも、ナポリのキアイア通りでも、ベージュのスーツを着こなして颯爽と歩く紳士たちを見かけない日はない。

日本の夏は暑く、彼らのように涼しい顔をして歩くことはできないかもしれない。そうは言っても男として生まれたからには、ベージュスーツに挑戦してみよう。

都会でのベージュスーツ着こなし

ナポリの紳士たちのようにベージュのスーツに水色(チェレステ)のシャツとブラウンのネクタイでも良いが、都会で着こなすのであれば一工夫あっても良い。

ベージュスーツのコロニアルな雰囲気を生かしつつも、ホワイトのカットソーとスニーカーで一気に洗練されたカジュアルへ。ネイビーやグレーのスーツをカットソーで着こなすよりも難しく感じるが、ロジックは案外シンプルだ。着込んだベージュと、清潔感のあるホワイト。これだけで良い。

そしてもう一つ忘れてはならないのが、存在感のあるブラウンのバッグだ。全体的に淡くなったトーンを引き締める色合いと、美しくもシンプルなシルエットを描くアウグストのバッグである。

AUGUSTO コンドッティ

これはローマのメンズ・ラグジュアリーバッグブランドのアウグストのコンドッティというドキュメントバッグだ。

アウグストのバッグは創業60年以上に渡って一貫してローマで職人によって作られる。いまだにローマでカルボナーラを食べて育った職人が、13の世界遺産を抱える歴史的な街で一つ一つ作っているのだから、ある意味どんなメゾンのバッグよりもラグジュアリーだ。

中でもコンドッティは歴史あるモデルで、その美しくシンプルなデザインからは想像できないほど実用的なバッグである。

使われているトラヤンレザーは、エルメスで言うところのトリヨンクレマンスだ。型押しではなく自然由来のシボを持つ仔牛のレザーで、しっとりと贅沢な手触りながらも傷や汚れに強く耐久性がある。

そのうえアウグストのコンドッティは、ノートパソコンと充電器を入れて使うことのできるバッグだ。ハンドルも十分な耐久性があり、毎日ハードに使用しても安心できる。

夏にブラウンバッグを

夏になると、ついついバッグが億劫になりがちだ。汗をかくのでレザーが痛むのを懸念して、バッグを持たないという人も多い。

しかしアウグストのバッグならば心配ない。コンドッティのようなハンドルのしっかりしたバッグは汗でもダメージが少なく、クラッチバッグのように本体を持たないので汚れにくい。

そして何より、ベージュスーツにはブラウンバッグである。カジュアルに着こなすからこそ、美しいバッグで全体を引き締める。ブラウンにベージュステッチの入ったアウグストなら尚のこと良い。

夏の紳士にベージュスーツとブラウンバッグを。

AUGUSTO CONDOTTI ドキュメントバッグ

アウグスト公式サイト http://augusto-roma.com

 

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後天的イタリア人。 メンズファッション、車、オペラ等について執筆する兼業ライターです。 本業は田舎の洋服店。