今回リナシメントで、株式会社ウィスク・イーが企画するキャンペーン「#オトナダルゴナ」に参加してみました。
参加は簡単で、ラム酒を追加した大人向けのダルゴナを作り、「#オトナダルゴナ」というハッシュタグを付けてSNSに投稿するだけです。

実は恥ずかしながら、ダルゴナコーヒーという飲み物をキャンペーンで初めて知りました。検索してみると朝鮮が発祥で正しくは「달고나커피」(タルコナコピ)という名前で、インスタントコーヒーや砂糖等を泡立ててホイップ状にしてから、冷たい牛乳または温かい牛乳の上に乗せて作られる飲み物だそうです。
ウイスク・イーの提唱するカクテルは、そのダルゴナに更にラム酒を加えて見よう!という文字通り大人向けの飲み物なのです。

ディプロマティコを使った贅沢な大人の牛乳カクテル

今まで何度もオーセンティックバーを訪れたことがありますが、牛乳をベースにしたカクテルはほとんど飲んだ事がありません。私のような素人がぱっと思い浮かぶのはコーヒーを使った「カルーアミルク」、または生クリームを使った「アレクサンダー」程度です。
お酒は好きですが、正直にいうとオトナダルゴナを飲むまで「本当に美味しいのかなぁ」と猜疑心を抱いていました。

しかし実際に写真を撮るために作ってみると、驚くことに飲みやすく美味しい!
スターバックスのドリンクに香りとアルコールを足したようなニュアンスで、お昼からスイスイと飲んでしまいました。これは、ある意味危険です。ランチの後にデザート代わりに飲むと、ベロベロに酔っ払ってしまいそうです。
普段はウイスキーやワインのような酒類しか飲まないような男性でも、スイスイと飲んでしまえるカクテルです。

オトナダルゴナ作り、1回目は大失敗

レシピは簡単で、牛乳を沸騰させないように弱火で温めておき好きなラム酒を加えます。
次にインスタントコーヒーを砂糖と少量の水で溶いて泡立て器でホイップします。そして先ほど温めた牛乳ラムに、ホイップしたコーヒーを優しくスプーンを使って乗せれば完成!

文字に起こすと簡単なのですが、一回目は「ドリップコーヒーでもイケるでしょ」と思い草薙のマインドコーヒーを濃い目に抽出して、砂糖と混ぜてホイップしたのですが泡立ちませんでした。どうやらダルゴナ作りというのはインスタントコーヒーでしか泡立ちがしないようです。
コクを出すカレー作りの隠し味用にインスタントコーヒーを持っていたので、これを使ってみると無事に泡立ちます。しかし、専用の泡立て器ではなく大型のハンドブレンダーだったので、泡立ちが悪く2~3回作り直してみました。結局、上記の写真のように少なめの泡を乗せて作ることになったのです。

インスタ映えにも一苦労?

InstagramやTwitterのタグを見ていると皆さん上手に作っています。透明なガラスに入れても上下分離したままの人も見かけ、どのような工夫をしているか分かりませんが、実際に作ってみると上下が混じりやすいのです。
ホイップを角が立つような硬さにしっかり仕上げれば、すっぽりと乗るようですが、専用牛乳フォームを作らないと上下があっという間に混ざってしまいます。このあたりはカプチーノやカフェ・マキアートを作りなれているインスタグラマーが一枚上手といえそうです。

今回はインスタ映えさせるために、庭で摘みたての薔薇とラベンダーを写真に入れてみました。
オトナダルゴナを何時に飲めばいいか、という素朴な疑問がありますが、ディナーの食後酒でも良いですがランチ後にデザートのように飲むのがご機嫌になれるのでは、と思います。この後に氷を敷き詰めて「アイス・オトナダルゴナ」を作ったのですが、これもまた絶品で南国の島に旅行しているような気分になれます。

ディプロマティコ・リゼルヴァの味わいは?

プルメリアのような南国系の花の香りがあります。そして黄桃の缶詰めような甘みの強いフルーツの香り。
後から棒茶やほうじ茶のようなニュアンス、生クリームとバターを加熱して料理をしている時のような牛乳系も出てきます。

この不思議なラム酒を調べてみたのですが、ディプロマティコは南米のコロンビアの東に位置するベネズエラで作られているようです。また、公式サイトには以下のように紹介されています。

ディプロマティコは、1959 年創業のウニダス蒸溜所でつくられる、スムースな口当たりとコクのある甘 みが特長のベネズエラ産プレミアムラムです。 一般的なスペイン語圏のラムは糖蜜を発酵させ、コラムスチルで蒸溜後、シェリーの熟成方法であ るソレラ方式で熟成しますが、ディプロマティコは異なります。原料は糖蜜の他にサトウキビジュース を煮詰めたシュガーケイン ハニーを使用。また蒸溜器はコラムスチル1種ではなく、カナディアンウイスキーで使用される珍しいバッチケトル、スコッチウイスキーの蒸溜に用いられるポットスチルの 3 種を使用しています。

各蒸溜器から生まれるスピリッツそれぞれをオーク樽で熟成した「ライト」、「セミヘビー」、「ヘビー」 の 3 タイプのラムをブレンドすることで、ディプロマティコが誕生します。「ライト」タイプの華やかさ、 「ヘビー」タイプの深い味わい、そしてこの 2 つをスムースにつなげてくれる「セミヘビー」タイプ。こ れら 3 つのブレンド比率を変え、調和させることで味わいの変化に富んだラムをつくりだしています。

実際に飲んでみると非常にスムースな口当たりで、香りは強いのですが飲み口はライト、紅茶のシフォンケーキにそっくりの味です。後から軽快に、踊るように、サトウキビの甘さが小粒になってやってきます。

コロンビアラムと比べると軽快で華やかで重みがありません。同じベネズエラの離島である、トリニダード島のラムと比較すると木の香りが少なく非常にライトです。偶然にもサマローリのトリニダード島のラムが手元にあるのですが、サマローリは新樽のようなウッディな香りが全面に出てきて繊細な香りが、クリードなんかのイギリス香水を遠くから嗅いだように立ち上がります。対照的に、このディプロマティコは南国のトロピカルが前面にあり、飲み手を歓迎しているかのようです。

日常的にカスクストレングスなどの強いウイスキーを飲んでいるのであればトリニダード島のラム、あまりウイスキーを飲まないのであればディプロマティコがお勧めできます。つまり単刀直入に表現すると、ディプロマティコは飲みやすく香りも鮮やかなので、オトナダルゴナにぴったりだということです。

私はディクタドールのようなコロンビアラムも好きですし、飲んで思ったのが「やっぱりラムっていいな!」ということです。ただし気を付けないとオトナダルゴナを食後に少し嗜むつもりが、そのままズルズルとラム酒の試飲会が始まって夕方には就寝。そんな事態に陥らないように自制心が必要です。

ちなみに今回使用した材料は、蒜山高原の「蒜山ジャージー牛乳プレミアム」に「上白糖」、「ネスカフェ ゴールドブレンド」です。ジャージー牛乳を使うことで生クリームを混ぜたようなリッチな風味に、上白糖はさっぱりと仕上がり、コクを出したい場合は黒糖や三温糖など未精製糖を使うのがお勧めです。

週末に作る「オトナダルゴナ」、意外にも美味しく盛り上がるので是非とも挑戦して下さいね!

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1989年 静岡市出身。主な執筆分野:ライフスタイル、旅行、料理、お酒。