自宅でテイクアウト・フレンチ&ワインのすすめ

はっしー

いつまで続くか分からない籠城戦

一般人の私達ができる事と言えば家に居ること、病気にならず病院に行かないこと位です。そんな訳で今日で籠城X日目。ひと月近く籠城して思ったことは、常に家に居ると時間の感覚か狂うということです。簡単なことでもよいので、日記を付けるのは効果的です。「ベランダに鳥が来た」「ワイン飲んだ」「アップルTVでテッド2見た」など、無理にでもカレンダーを埋めることで、先週のスケジュールがゼロで喪失したという恐怖から回避できます。

とは言え、仮に私達のように料理が得意であっても、100%の自炊生活だと気が狂ってきます。映画「南極料理人」を見たことがあるでしょうか?この映画は家族を日本に置いて、南極観測隊員として派遣された海上保安庁隊員(料理担当)が、動物どころかもウイルスさえいない氷点下54℃以下の環境で、1年半に渡って料理を続ける映画です。
私達は流石に南極のような厳しい環境でなく、ネットも繋がり、郵便物も自由に届き、新鮮な野菜も通販で買うことができます。月に1~2回の買い物で手に入れた食材を冷凍したり、解凍したりと、やりくりしながら自炊するのですが、気分は完全に南極調理人です。
料理のレパートリーを増やしても、調味料や味付けなど偏りが出て、”新鮮味”を演出するのが難しいのです。前置きが長くなってしまいましたが、そんなわけで今日はテイクアウトのフレンチ料理を入手して自宅で食べてみました!

食べて応援した方が良い理由とは

R氏は懇意にしている店にワインを何本もオーダーしたり、オーセンティックバーでもウイスキーを何本も買ったりと、実際に店舗に行かずに振り込みをしています。飲食店が十分な補償が受けれていないためか、国税局もビールやワインなどのお酒をテイクアウト用販売できる免許を期限付きで許可しているのです。数ヶ月で終息しない事態を考慮すると、「営業を継続して欲しい店」には何らかの方法で応援するべきです。私も少額ながら振り込みをしています。次回行った時に店が無いことほど悲しいことは無いので…。どこの店でも良いですが、皆さまも気に入っている店には連絡してみて、何か買えるものは無いか尋ねてみて下さい。

持ち帰りメニューを開始している店も多く、今回は東京四谷にある「ジュー ドゥ マルシェ (Jour de Marche)」の持ち帰りセットを買ってみました。取りに行きたい数日前に電話で予約して、その時間に行くだけで簡単に受け取れます。

1万円のセットでもかなりのボリューム

写真に収まりきらないほどの多彩なメニューを用意してくれてあります。持ち帰り料理にも関わらず、その味は店で食べるに似たクオリティで驚きます。加熱やほんの簡単な調理は必要ですが、写真のようにササッと皿に移すだけでも雰囲気がでます。本来であれば、もう少しこだわってテーブルセットしたかったのですが、この日は1mmも料理したくない気分だったのでお粗末です……。

アミューズにマカロン

ジュー ドゥ マルシェ特製のマカロン。ほうじ茶の生地にフォアグラとフランボワーズのパテが挟まれた絶品。これ一つでシャンパーニュを何杯も飲めてしまうという禁断のマカロンです。

クラブサンド風 自家製マヨネーズ

これが一見地味なようで、じわじわ美味しい一品です。中のサラダと自家製パンの相性が非常に良いのです。
他の料理が多すぎて、翌朝にコーヒーと朝食にしたのですが涙が落ちるほどの美味しさ。もし手に入れたとしても、翌朝に食べるのがお勧めです。

仔羊のクスクス、サラダ付き

柔らかく煮込んだ仔羊に、焼き野菜のズッキーニと人参などが添えてあります。
もうお腹ペコペコで盛り付けも雑ですが、美味しすぎて白ワインが一瞬で消えます。全ての料理を写真撮っていないので紹介できないのですが、他にも焼き物やデザート、テリーヌなどもあります。

美味しいワインも忘れずに!

ジュー ドゥ マルシェにもワインの取り扱いはありますが、家にあるストックから料理に合いそうなものを選んでみました。右が最近マイブームのフランチャコルタ「ネフェルティティ」、左はブルゴーニュの「シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・一級“モルジョ”ブラン 2017年」です。

ネフェルティティは、エジプト新王国時代の第18王朝のファラオの正妃の名であり、ツタンカーメンの義母に当たります。「遠くから来た美女」という意味を持つようです。シャルドネ100%で新バリックにて一次醗酵後、同容器内6ヶ月熟成。瓶内二次醗酵後約40カ月、瓶内にて澱と共に熟成させデゴルジュマン。ノン・ドサージュという辛口仕上げです。

実際に飲んでみると、補糖していないドライでありながら果実感たっぷりで厚みのある仕上がり、シャンパーニュと比較しても引けを取らない仕上がりです。少し暖かい地方のためか、香りは清凉ではありませんが、十分に料理に合います。

シャサーニュ・モンラッシェは、1万円を切るコスパでありながら、これぞ王道と思えるモンラッシェのグリニッシュな香りを骨格として持ち、涼しい気候から生まれる特有の透明感のあるブドウの香りが漂います。抜栓後の酸化にも強く、14度程度の温度からスタートして常温になっても楽しめますし、なんなら翌日のために1~2杯分を残しておいても良いほどです。コルトン・シャルルマーニュと比べると香りが枯れにくいのでゆっくりと楽しめます。

料理を持ち帰ろう!

外に出かけることを最小限に控えた方がよいのは基本ですが、精神衛生のためにも、好きなお店のためにも、他人との接触を極力抑えつつもテイクアウトを買いにいきましょう。電話予約をして正確な時間を伝えれば、店の外で受け取ることもきっとできるはずです。もし車を持っているのであれば誰にも合わずに商品を取りに行きましょう。気が塞ぐことの多い日々ですが、月に1~2回は是非とも利用してみて下さい。

四谷・曙橋の本格フレンチ”ジュードゥマルシェ” 電話 03-6380-5234

今回は店に頼まれた訳でなく、美味しいので勝手にジュー ドゥ マルシェを宣伝してみました。まだ暫くテイクアウトはしていると思うので、気になる人は電話で予約してみて下さい。勝手に掲載していますので、リナシメントを見たと言っても伝わりませんし、追加サービスも無いのでご注意を。

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