「誰もベントレー乗ってないよ!」というツッコミは別として、今日は車の洗車について考えてみます。
筆者は28年間静岡市に住んでいましたが、静岡では自分で洗車する文化が根付いていて週末や連休になるとガソリンスタンドの機械洗車に長蛇の列ができます。それだけでなく濡れた車を拭き上げるコーナーも大混雑して、ガソリンを入れる人よりも洗う人の方が多い、なんてときもあります。

自宅で洗う人が多い田舎

自分の家に広い駐車場を持っている人であれば水道水で手洗いする人も多く、傷が付きやすいガソリンスタンドの機械洗車を嫌がる人もいるくらいです。オートバックスやイエローハットなどのカーショップが数多くあり、どこの店でも百種類近い洗車グッズが揃っています。真冬でもガソリンスタンドで機械洗車して手で拭き上げる人がいるくらい、洗車に熱心です。

都内では店に依頼して洗ってもらう

しかし東京に引っ越して不思議なのがガソリンスタンドがそもそも少ないのですが、セルフ機械式洗車も殆どありません。
あったとしてもスタッフが操作して拭き上げてもらうタイプです。つまり自分で洗う文化が余りないと言えます。
一部の公営駐車場などに自分で洗車できるエリアもありますが、ほとんどの人が店に任せて洗車をしているようです。
百貨店の駐車場や公営駐車場にもカーウォッシュサービスがあったりと洗車ができる場所が隠れて存在しています。

中でも面白いサービスの一つが、水をほとんど使わない洗車です。出張で業者を自分の駐車場に呼ぶのですが、わずかペットボトル数本分の水で一台をまるまる洗うことができるようです。田舎の洗車というと多量の水を使えば使うほどよいというイメージがあるので新鮮に感じました。

では自分で洗う場合はどんな箇所に気をつけたら良いか簡単に説明してみます。

アンダー部分が汚れやすい

やはり最も汚れやすいのが足回りとドアの下の部分。泥が跳ねたり砂を巻き上げやすいのでガソリンスタンドで洗車しても1~2週間走るとこの位汚れてしまいます。快晴だと水がどんどん蒸発して水垢になってしまうので、曇や早朝、夕方など日が弱いときが良いです。
車全体に水を掛けますが、特にこの泥のよごれを水を流しながら柔らかいスポンジなどで落とします。タオルやスポンジが泥がつくと、それで引っ掻いて小キズの原因となりやすいので特に気をつけます。
アンダー部分とそれ以外でスポンジやタオルを分けて使うのも良いです。汚れたボディ用、ホイール用、余り汚れていない部分用と分けると無駄に傷がつくことを防げます。いずれにしても頻繁にスポンジやタオルを洗うように心がけます。

タイヤホイール用の掃除用品を使うと楽

このように細かなタイプのホイールは、細い隙間スポンジを使うと便利です。ホイールは傷がつきにくいので多少ゴシゴシしても大丈夫です。ブレーキダストが酷い場合は鉄粉除去剤などホイール用の洗剤を使うと良いです。
タイヤワックスは好みで使うと良いです。運転手付きの車などはツヤツヤにするそうです。

トランクの隙間など汚れが溜まりやすい

稼働部分の水抜きスペースは特に汚れが溜まりやすいです。フロントガラス、リアガラスから水が落ちて、それを通るレール部分は見落としがちです。ガソリンスタンドの手洗い洗車でも中々洗ってもらえることはありません。
固く絞ったタオルなどでササッと洗うとすぐにキレイになります。

ドアの隙間も丁寧にするとGOOD

これも洗車を余りしない人が見落としがちですが、ドアのヒンジ部分が汚れやすく、特にステップ部分が靴で汚くなったり傷が付きます。コレもタオルで汚れを落としたりしますが、細かいキズが気になる場合は車用のコンパウンドを使うと新車のようにピカピカになります。助手席もキレイにしておくと誰か乗せたときに印象が良いです。
ドアの開閉のハンドルやウインドウのボタン類など指が触れやすい場所もキレイにします。

本革製シートは手入れが大切

BMWなどの硬いレザーのシートはメンテナンスが殆どいらない場合もありますが、ベントレーなど英国車の柔らかいレザーは乾燥や日光に弱いので定期的な手入れが必要です。特に革がパリパリ、ガサガサになってくるとひび割れの原因にもなります。革靴と同じように軽くブラッシングして、リムーバーで汚れを落として、革クリームを薄く塗ってあげると良いです。
しかし初心者がやると艶が出すぎることもあるので、ビンテージカーのようなツヤツヤの革になりがちです。質感を維持したい人は本革の手入れが得意な業者に任せるのもオススメです。特に屋外保管で毎日直射日光が当たる車は日焼けしたり革の劣化が激しいのです。

キレイに洗車できました!

HIDの熱でライトのレンズが曇りやすいので、曇ってきたらボディーコーティングなどの業者で磨いてもらいましょう。コストも数千円から2~3万円でやってもらえるはずです。これをディーラーやコーンズに頼むとライトをアッセンブリー交換で200万円近く支払うことになってしまうかも…。
聞いた話では、ポルシェのディーラーで「ライト曇ってるよ」と車検のときに言った人がいるのですが交換されて60万円近い余計な出費をしたそうです。まずは磨いてみて駄目なら考えましょう。昔のアルナージのようなガラス製のレンズの場合は曇ることはありません。

そんな訳で本日はマセラティとベントレーの洗車でした!おわり

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1989年 静岡市出身。主な執筆分野:ライフスタイル、旅行、料理、お酒。